TBSドラマ・寺内貫太郎一家!小林亜星さんと親子の役で出演!

皆さんはドラマの「寺内貫太郎一家」を覚えていますか?TBS系ドラマで、脚本家は向田邦子さんです。すでにご存知の方も多いかもしれませんが、秀樹さんが俳優として初めてレギュラー出演したホームドラマです。

小林亜星さんと父と息子の役で共演し、ドラマのメインは亜星さんと秀樹さんが親子げんかするシーンでした。ですがドラマの撮影の時に、亜星さんと秀樹さん、親子喧嘩の演技に熱が入りすぎたのか、亜星さんが秀樹さんを激しく突き飛ばしたことで、彼はひっくりかえってしまって、腕を骨折する大けがをしてしまいました。

その瞬間、亜星さんは顔が青ざめたそうですが、それでも秀樹さん、骨折してもギプスをはめて撮影に参加していました。演技とはいえ、何とも痛々しいです。

それからおばあちゃん役で出演していた樹木希林さん。当時は30代なのに、見事に老け役を演じていましたね。でもあのおばあちゃんは今思えば希林さんにはピッタリな役でした。

沢田研二さんのポスターを見ては、「ジュリー!」と声掛けして腰をふる姿が何とも笑えました。

食卓を囲むシーンで、おばあちゃん役の希林さんが、食事中に下品な行為をすると秀樹さんの「きったねえなぁ~!ばあちゃん!」のセリフも有名です。

当時の視聴率は30%代を超えて、人気のホームドラマの1つでした。秀樹さんが浅田美代子さんと屋根の上でギターを弾きながら歌う姿も何とも微笑ましく、暖かい印象を与えてくれました。

本放送は毎週水曜日の夜9時からの放送でしたが、確かなかなか再放送されない覚えがあり、見たくても見られませんでした。

高校生になった頃、やっと「寺内貫太郎一家」が再放送されたのですが、丁度学校に行ってる時間帯でまた見ることは出来ませんでした。

他に共演された加藤治子さん、伴淳三郎さん、左とん平さんはすでにお亡くなりになっています。

加藤治子さんは、お母さん役で和服のよく似合う女優さんでした。いつも夫を支え、息子や娘に対しては愛情を注ぎ、おばあちゃんとは嫁、姑の間であっても何とか上手くやっている家庭の切り盛りが上手なおかみさんと言えました。

小林亜星さんは、墓石職人として紺色のはっぴを着て、仕事に励む傍ら、本当に頑固で融通のきかない親父を演じていました。

いくらドラマ上の役とはいえ、お父さん役の亜星さんはどっしり方の体系、一方の息子役の秀樹さんはスマートでしたので、父息子の親子の役としてはつり合いが取れていませんでした。(笑)

このドラマが放送されていたのは、1974年ですから、秀樹さんは歌手と俳優と忙しい毎日を送っていたのですね。

でも小学生だった私もこのドラマを見ていたくらいですから、何か引き付けるものがあったんでしょうね。

やっぱり亜星さんと秀樹さんの親子喧嘩のシーンが忘れられません。秀樹さん、力一杯演技上であっても、亜星さんにぶつかっていたのでしょうか?でも骨折する大けがをしたくらいですから、やはり体全体でぶつかっていってたのでしょう。

でもその秀樹さんの怪我のお蔭で、亜星さんと実の親子の様に仲良くなったエピソードがあります。

寺内貫太郎一家はその後DVD化されました。懐かしいシーンがDVDで見られるので、あの頃にタイムスリップ出来ますよ。