昭和時代の歌謡界が花盛りだった1970年代、男性歌手の殆どは長髪が流行していました。勿論女性歌手でも長髪は多かったのですが、女性の場合は、寧ろストレート・ロングが多く、当時は「お姫様ヘア」とも呼ばれていました。
さて男性歌手の場合、何故か皆似たような髪型が多かったような気がします。秀樹さんもデビュー当時から長髪となり、一時は新御三家の五郎さんと見分けがつかない時もありました。
新御三家よりデビューが早かった沢田研二さんも、長髪だったことで有名です。何故70年代の男性歌手は長髪にしていたのか、調べてみました。
そもそも男性歌手の長髪が流行したきっかけを作ったのは、1968年ビートルズが初めて日本に来日した頃じゃないでしょうか?
ビートルズのメンバーは長髪と言っても、女性で例えると「おかっぱ」頭で、別にサラサラのロングへアだったわけではありません。現代では「おかっぱ」は殆ど聞かれません。「ボブカット」と名前が変更になりました。
1960年代後半から男性の長髪はどんどん流行していき、70年代に入ると「ウルフカット」と名前が変わり、髪の長さも若干変わってきました。
70年代はアイドル歌謡だけでなく、フォークソングも大ヒットしており、フォーク歌手も長髪が多かったです。
あの時代は服装でおしゃれというよりも、髪型でいかにどうしたら目立つのか的考えが多かったのかもしれません。
とにかく日本人は昔から流行には敏感で、何か1つのものがわ~っと流行りだすと皆同じことをする傾向にあるんですよね。それが笑えます。
ですから「流行おくれ」と言われるともう恥扱いされたものです。それに70年代の長髪男性歌手は、何となく魅力的に見えたのかもしれません。しかし、まだ子供だった私は、男性がどうしてこんなに長髪に拘るのか理解出来ませんでした。
当時男性の長髪は女性の人気の的でもあったのです。あの海援隊の武田鉄也さんも、ストレートヘアをしてましたね!ドラマ金八先生でもあのヘアでした。(笑)
長髪が流行する中、秀樹さんも本当に長かったです!五郎さん、沢田研二さんといい勝負!ってところだったですね。でも本当に長髪の似合う歌手は秀樹さん、五郎さん、沢田研二さんだったんじゃないかと私個人としてはそう思っています。
1976年当時の秀樹さん、一番髪が長かったのではないでしょうか?完全にパーマはかかっていましたが、男性でもあれくらい長くなると手入れも大変だったのではないでしょうか?
長髪だった秀樹さん、長さ的には1978年~1980年頃が一番彼に適していたと思います。
しかし、夏は長髪は暑かったはずです。女性は髪を束ねることが出来ますが、男性の場合はそうもいきません。どんな手入れ法をしてたのでしょうね。それは分かりません。
70年代は男性歌手の長髪はもう当たり前の時代で、一番流行していた時期でもあったのですね。でもその流行も1980年代以降は終期を迎えました。
1983年には秀樹さんも今までの長髪から卒業し、短髪になって「ギャランドゥ」をリリースしてからはますますセクシーになりました。
70年代の男性歌手の長髪流行の元祖は、ビートルズです。ビートルズが日本へ来日することがもしなかったとしたら、あの頃の男性の長髪流行はなかったかもしれません。
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